新政No.6贅沢飲み比べしてみた!美味しいペアリングできるのか検証

日本酒の中でも人気で飲めない、手に入らない銘柄がありませんか?
十四代・而今・信州亀齢・花陽浴・飛露喜etc。
上記以外他にもあるかと思います。
吾輩も色々手を尽くして、遂にこのお酒を入手することが出来ました。
新政No.6。
S-typeとX‐typeのDIRECT PATH(ダイレクトパス)2本が吾輩の手元にあります。
驚きや感動などの感情が入り交じりました。
中々飲むことが出来なかったのですが、ついに開栓します。
Contents
新政No.6が手に入った!

人気の銘酒または幻の銘酒とでも言うのでしょうか?
このお酒を手に入れる為に色々手を尽くしています。
吾輩は情報が大切と思いInstagram・Facebook・X(Twitter)を登録しました。
SNSなどで酒屋さんの情報を見て、ついに購入することが出来ました。
MATSUZAKIのイベントが凄かった
吾輩がチェックしている店舗の一つが浦和PARCO内にあるMATSUZAKI浦和PARCO店です。
MATSUZAKI浦和PARCO店はInstagramとX(Twitter)でイベント情報の告知をします。
吾輩は年末のイベントのブラックフライデー企画で新政No.6X‐type、福袋企画で新政No.6S-typeを手に入れる事が出来ました。
このイベントは即完売してしまうので告知されたらすぐに購入しに行かないとなりません。
福袋企画は仕事が午前中に終わり、帰る時に知り慌てて購入しに行きました。
福袋は50口の発売で好きな番号を選ぶのですが、店舗に着いた時は最期の1口40番しかありませんでした。
引き渡しは後日でこの福袋の中は5本ありましたが、その中に新政No.6S-typeが入っていました。

感無量です。
DIRECT PATH(ダイレクトパス)とは?
No.6は基本3種類のようです。
- R-type(アールタイプ)Regularレギュラー(通常版)
- S-type(エスタイプ)Superiorスーペリア(上級版)
- X-type(エックスタイプ)eXcellentエクセレント(豪華版)
瓶は袋に入っていてタグが2つ付いていて、紙のタグにはDIRECT PATH(ダイレクトパス)の記載があります。


チェーン付きのタグにはコードネームとシリアルナンバー記載されていました。

コードネームの理由は同じ銘柄でも1本ごとに(ロットごと)で、味わいが違うためのようです。
シリアルナンバーはタンクでとれた本数でした。

言わずと知れた新政酒造ですが秋田県の蔵元で、1930年(昭和5年)に採取されたきょうかい6号酵母で醸造しています。

だからNo.6!
きょうかい酵母は5号までの酵母が戦前に頒布中止となったため、現在に至る最古の酵母になりました。
地域性にこだわり酒米は秋田県で栽培された米を使い、生酛造りにより天然の乳酸菌を活用し醸造しているようです。
No.6は新政酒造の生酒で、6号酵母の魅力をダイレクトに表現することが目的に醸造されと書かれていました。
タグにダイレクトパスの説明があり「もっとも良質な部分を抽出しそのまま瓶詰めした貴重なお酒です。」と、記載されています。
新政No.6贅沢飲み比べ
せっかく手に入れた新政No.6。
ですが、もったいなくて中々飲めません。
新政酒造ホームページのNo.6の取り扱いについてが書かれていました。
「No.6は出荷月から3ヶ月以内、できれば購入してくすぐに飲み切りください。」

反省しています。
意を決して遂に新政No.6を開栓しました。
贅沢な飲み比べを吾輩の主観でレビューさせて頂きます。
No.6S-typeDIRECT PATH飲んでみた

- 原材料:湯沢市産秋田酒こまち58%・秋田市豊岩産秋田酒こまち40%・秋田市河辺産美郷錦2%
- 精米歩合:55%(酒母米・麴米・掛米)
- アルコール分:13度
- 使用酵母:きょうかい6号
コードネーム:Decarnin・シリアルナンバー:043/180

新政酒造の思いを感じます。
開栓すると「ポンッ」と音を立て、グラスに注ぎ恒例の3人(3匹)でクンクンします。

繊細でフルーティーな香りと言うのかな?
そして、口に含んでみました。
プチプチしたガス感に白ワインのような味わい。
白桃・洋梨のようなフルーティーな味わいですがそれ程甘くはなく、酸味を感じました。
後味には白ワインのような余韻を感じました。

白ワインのようだけど、酸味が少し強いかな?

白桃というより、すももかな?
S-typeとのペアリングは白身魚のアクアパッツァにしました。

白身魚をニンニクとオリーブ油で炒め、白ワインで下味を付けてトマトなどの野菜と貝類を入れて煮込みます。
イメージでNo.6には洋食の魚がオシャレで会うのかな?と、思いました。
残念ながらニンニクが強すぎてS-typeとは合いません。

チーズを使った料理も合う気がする。
話し合いながらも杯が進み、S-typeを飲み終えてしまいました。
後日開栓するNo.6X-typeはチーズを使った料理で試してみようと思います。
No.6X-typeDIRECT PATH飲んでみた

- 原材料:秋田市河辺産美郷錦67%・湯沢市産秋田酒こまち28%・秋田市雄和産秋田酒こまち3%・秋田市河辺産秋田酒こまち2%
- 精米歩合:45%(酒母米・麴米・掛米)
- アルコール分:13度
- 使用酵母:きょうかい6号
コードネーム:Blake・シリアルナンバー:160/180

新政酒造のすべてを感じます。
緊張と期待をしながら開栓しグラスに注ぎ恒例の3人(3匹)でクンクンしました。

香りはS-typeと変わらないかな?
それでは口に含んでみます。
味わいもS-typeのように白桃・洋梨のようなフルーティーな味わいでした。
S-typeと比べて、ガス感は控えめで酸味・甘味も繊細でそれ程強くありません。
良い意味で複雑でふくよかでリッチ、余韻を長く感じます。
この日はS-typeの時の家族の意見から、市販のチーズフォンデュで合わせてみました。
ですが、チーズフォンデュは味が濃すぎてX-typeを引き立てる事が出来ません。
この日は直ぐにX-typeの栓をしました。

私がペアリングする!
翌日、贅沢に百貨店のデパ地下で、自称神の舌を持つ日本酒ポン美さんの味覚センサーが発動させX-typeにあう料理を購入し合わせてみました。
先ずはレーズンバターとメロン・マンゴー入りチーズをカナッペに載せて食べてみました。

カナッペがレーズンバターの甘味を引きたてて美味しくなり、X-typeと相性が良くどちらも美味しくなります。

メロン・マンゴー入りチーズも同様でフルーツの甘味をチーズとカナッペの旨味が引きたてて、こちらはX-typeを引き立てる感じです。

続いてほうれん草のキッシュで合わせました。

キッシュは甘い食材を使うことが少なく、洋風茶碗蒸しのようなイメージの食べ物です。ケークサレやミートパイとも近い、いわゆる”おかずケーキ”と呼ばれる焼き物。
卵や炒めた野菜のほんのりした甘味と旨味のバランスがX-typeと合いました。

最後はネギトロとトロたくの巻物です。

これは吾輩もないだろうと思ったのですがビックリしました。

トロの脂が少ないせいかネギや沢庵と巻物のバランスが良く、この旨味がX-typeとの相性が良くなりました。

どんなもんだい!
まとめ

新政No.6の贅沢飲み比べをしてみました。
それと美味しいペアリングができるのか検証もします。
入手困難で日本酒業界で十四代と1・2を争うと思われる新政のNo.6を手に入れる事が出来ました。
S-typとX-typeのDIRECT PATHの2本で贅沢に飲み比べしてみます。
どちらも香りは繊細なフルーティーな香りと思いました。
口に含んでみると白桃・洋梨のようなフルーティーな味わいでした。
S-typはガス感と酸味が強めで、X-typeは複雑でふくよかでリッチ、余韻を長く感じます。
ペアリングは洋食が合うのかと思ったのですが、甘味や旨味のあるものが相性やバランスが良かったと思いました。
ネギトロ、トロたくも相性が良かったのは驚きです。
本当にゴージャスなお酒だと思いました。
吾輩の主観なのでご了承ください。