自然派×テロワールの革新酒「産土」飲み比べ!感動のガス感と味わいをレポート

7月10日、この日も大変暑かったです。
パグ男一家は日本酒ポン美さんの提案で浅草寺ほおずき市に行きました。
せっかく浅草まできたので東京スカイツリーのソラマチにもよりました。
ソラマチによると吾輩の目的は、はせがわ酒店。
関東でも有名な酒販店です。
日本酒の種類も豊富で目移りしてしまいました。
店内に入りゆっくり店内を見て歩くと、あまりの美味しさで手に入りずらい希少酒「産土」をみつけました。

それも山田錦と穂増の2本
思いがけない発見に即購入しました。
希少酒「産土」を贅沢飲み比べします。
衝撃のガス感と味わいを僭越ながらレポートします。
あくまでも吾輩の主観ですのでご了承ください。
Contents
希少酒「産土」の美味しさを調査

ソラマチタウンのはせがわ酒店で偶然にも購入できた「産土」。
店内の日本酒のコーナーを見て歩いていた時、下段の一升瓶の並びの奥に隠すかのように何本も置かれていました。
店員さんにこの奥にある「産土」は購入できるのか?聞いてみました。
「置くところがなかったのでそこに置いてあるだけです。」と言われ、入口の冷蔵庫にも何本か置いてありました。
山田錦と穂増の2種類が販売されていて、店員さんと話をすると「山田錦はだいたい定期的に入荷します。」とのことでした。
偶然にも購入できた「産土」の秘密を調査します。
テロワール重視の酒造り

「産土」は熊本県の花の香酒造がリブランディングして誕生した新たなブランドです。
テロワールを簡単に例えるなら土地の個性が味に出ることではないでしょうか?
完全オーガニックを推進し、酒造りの全行程を「自然との調和」にこだわった形に転換しました。
土地の個性をそのまま酒に映すというテロワール重視の酒造りが特徴で、以下のような点があります。
- 原材料は全て地元・熊本県産の有機米や自然栽培米(主に山田錦)
- 天然酵母(蔵付酵母)
- 仕込み水は阿蘇の湧水を使用
- 醸造は微発泡の生酒を中心に展開
「産土」なぜ人気が出たのか?

唯一無二の味わいで、ガス感・透明感・複雑さを併せ持つ味わいで知られています。
爽やかな微発泡感の上に洗練された酸味とミネラル感、甘さにも頼らない日本酒となりました。
そのため、日本酒ファンだけでなく、ナチュラルワイン愛好家や食通の方からも高評価されているようです。
また、生産量が少ないせいで流通をかなり絞っており、限られた特約店でしか発売していません。
結果的に話題性が高くなり希少酒として人気が高くなりました。
全国の「産土」正規販売店
※2021年12月17日の「産土」発売に先立ち、全国の「産土」正規販売店の情報を掲載しています。発売日以降に正規販売店からお買い求めください。
※正規販売店の各支店等の在庫については直接販売店にお問い合わせください。
※正規販売店の情報は2025年6月現在です。
「産土」贅沢飲み比べしてみた!

自然派×テロワールにより造られた「産土」。
日本酒ファンだけでなく、ナチュラルワイン愛好家や食通の方からも高評価されていました。
しかし、少量生産のため中々見かける事がなく飲むことができません。
その希少酒を偶然にも2種購入することができました。
「山田錦」と「穂増」を贅沢飲み比べします。
【レビュー】衝撃のガス感「産土・山田錦」体感しました

- 原材料:米・米麴(熊本県菊池川流域産山田錦)
- 生酛造り
- アルコール度数:13度
- 内容量・金額:720㎖・2140円
瓶を持ち栓を外しに行くと「ポンッ」音を立てました。

ビックリした~
グラスに注ぎ吾輩と日本酒ポン美さん・酒猫さんの3人(3匹)でまず香りを確認します。


米だね!

米だ!

お米の香りそれと柑橘系の香りも感じる。
米の香りと若干柑橘系の香りも感じます。
味わいはどうでしょうか?

シュワシュワ、スパークリングワイン、シャンパン(飲んだことないんですけど)

飲みやすい、シャンパン(飲んだことないです)

柑橘系、今までで一番心地よいガス感、トータルバランスも良い!
心地よいガス感で、柑橘系の味わいも感じました。
バランスも良く飲みやすい、ポン美さんはかなり気にいったようです。
AIにより「産土」に合う簡単なペアリングを調べてもらいました。
枝豆塩レモン風味・冷奴オリーブオイル岩塩それと塩麴のチキンソテーでしたが、焼き鳥塩にしました。
先ずは枝豆塩レモン風味で試してみます。

つまみとしては良いのですがペアリングとしてはどうだろう?微妙かな?

次に冷奴オリーブオイル岩塩で試します。

なんとなく合うのかな?やはり微妙かな?

続いて焼き鳥塩を試しました。

美味しいけどやはり微妙?


タレの焼き鳥の方が合う気がする?
ここで日本酒ポン美さんが豚キムチ炒めを作ってきました。

意外と合う、「産土・山田錦」とバランスが良いです。

濃い味の豚キムチは爽快なガス感と酸味の「産土・山田錦」を美味しくバランス良くしました。
癖になる組み合わせです。

どんなもんだい!
【レビュー】「産土・穂増」復活の酒米の味わいはいかに!

- 原材料:米・米麴(熊本県菊池川流域産穂増)
- 生酛造り
- アルコール度数:13度
- 内容量・金額:720㎖・4600円
「穂増(ほませ)」は近年復活した熊本在来種の江戸肥後米です。
2017年に熊本県内の農家の方々がわずかに40粒の種籾から復活栽培に成功しました。
特徴として品種改良米とは違い、野生味のある風味や個性がありナチュラルな酒造りにマッチするようです。
今回はポン美さんが不在の為、吾輩と酒猫さんでテイスティングします。
開栓すると「山田錦」の時と同じように「ポンッ」と音を立てました。
グラスに注ぎ2人(2匹)で香りを確認します。

パイナップルか洋梨⁈

洋梨かな~
フルーティーで洋梨に近いようです。
味わいはどうでしょうか?

スパークリングワインみたいでグレープフルーツに若干の酸味と苦味。

シュワシュワシュワで飲みやすい、フルーティー!
心地よいガス感で飲みやすい、グレープフルーツのような酸味と味わいです。
今回のペアリングは上州鳥のトマト仕込み、スモークタン、豚トロで合わせてみました。
先ずは豚トロからいただきます。

脂が強いので「産土」の方が負けてしまい、合わないですね。

続いてスモークタンで合わせてみました。

スモークタンにレモンを加えてサッパリした清涼感と旨味のアクセント、食感は軽く脂っぽさは控えめなところが「産土」のガス感とマッチします。
最後に上州鳥のトマト煮込みと合わせてみました。

トマトの酸味と鶏肉の旨味は「産土穂増」のガス感と酸味がバランス良くまとまります。

「産土穂増」はしつこくなく酸味のあるお肉料理がマッチする気がしました。
まとめ

自然派×テロワールの革新酒「産土」の感動のガス感と味わいを飲み比べしレポート!
東京スカイツリーのソラマチタウンのはせがわ酒店にて偶然にも購入することができた希少酒の「産土」の2種「山田錦」と「穂増」です。
「産土」はテロワール重視の酒造りとし、酒造りの全行程を「自然との調和」にこだわった自然派の造りに転換しました。
唯一無二の味わいで、ガス感・透明感・複雑さを併せ持つ味わいで知られています。
「山田錦」と「穂増」は両方とも心地の良いガス感で飲みやすく、少しアクセントをきかせたお肉料理が合う気がしました。
単体でも美味しく例えるなら「噛むような味わい」ではないでしょうか!